【JLAU会員の皆様へ】IFLA-APR2023日本大会を終えて


会員の皆様、11月15日(水)からスタートした日本大会は、11月20日(月)に北海道と京都・宇治、九州のポストコングレスツアーを終え、全日程を無事に終了いたしました。
都市と自然が共存する二子玉川において、ランドスケープの今日的課題をアジア太平洋地域のランドスケープアーキテクトたちと話し合ったことは未来への礎となりました。
16日の基調講演は、涌井さん、Kotchakornさん(タイ)が、現在と未来を俯瞰的に捉え密度の濃いお話しを、副会長による3つの目標をテーマとしたクロストークではその内容を深め、さらに17日の3セッションで各国の取り組みを具体的に語りました。まさに大きな視点から手が届く行動まで、私たちが活動すべき地平線が立体的に視覚化されたシンポジウムでした。
さらに世田谷の各所をデザインした学生ワークショップの中から選ばれた4チームの提案は世田谷区にとってもリアリティのある内容を含んだものでした。そして、世田谷区とランドスケープアーキテクト連盟がこの大会で「共同宣言」ができたことは両者共に大きなメモリアルとなり、大会のハイライトになりました。
18日、都内5ヶ所のテクニカルツアーは多勢の参加があり好評でしたし、19日からは北海道、京都・宇治、九州ツアーも無事終了いたしました。
前日の準備を含め7日間にわたり、皆様方の力により大会を成し遂げることができました。運営を委託した会社からも「本業を持つメンバーが手弁当でこれだけの大会を開催し、一体感に満ちた雰囲気は初めてです」と語ってくれました。
皆様のパワーは「ひとつの時代の始まり」を可能にしてくれたと確信しています。ガラパーティーでの皆さんの踊りがそれを証明してくれていました。
本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

2023年11月23日
JLAU会長 戸田 芳樹